いよいよ科学探究がスタートしました。これぞ千里高校ならではの名物授業!
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ここで、科学探究についてご存じない初めての方に説明しよう。
科学探究とは、スポーツ科学、数学、物理、地学、化学、生物などの各研究領域に総合科学科の2年生が
わかれ、クラスをまたいだグループ研究を行うものである。
1年次に鍛えた実験の腕前と知識をフル活用し、自分たちで研究テーマを設定し、1年かけて研究を行う。
その研究たるや、普通の高校ではなかなかできないものも多く、場合によっては専門的な装置を使った
研究も行う。そして1年間の研究成果は千里フェスタという発表会で発表し、研究論文も書き、とまさに
大学4回生の卒業研究(略して卒研)の高校生版である。ここでは、自分たちで研究方法から材料集め
などを行い、先生はアドバイザーとして存在する、まさに総合科学科の生徒として、知識・技能をフル
活用できるエキサイティングな授業なのである。
これを見て研究したくなった高校入学前の君たち!千里高校は君たちを心待ちにしている!!!
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さて、本題に戻ります。写真は科学探究の生物領域の様子です。
生物分野では基礎実験として、酵母菌(イースト)の行う嫌気呼吸(アルコール発酵)について実験しました。
なかなか溶解しにくい酵母菌に悪戦苦闘したりしましたが、1年次の科学探究基礎で鍛えた腕前で、みごと実験をこなしていきました。
温度条件によって、劇的に呼吸速度が変化することを目で確認できる実験結果でした。
今回の実験よりもさらに嫌気呼吸を活発にさせる条件を調べ、来週実験を通して検証します。
さて、どこの班が一番活発な条件を見つけ、証明できるでしょうか。今から楽しみです。
次のブログでは、化学編(清涼飲料水中のビタミンC濃度をヨウ素で調べる)です。お楽しみに。